スマホ申告は昨年の4倍に 令和元年分の確定申告
2020/07/01
国税庁では、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、e-Taxなどを利用した確定申告書の提出を呼び掛けてきたが、同庁がこのほど発表した「令和元年分の所得税等、消費税及び贈与税の確定申告状況等について」によると、自宅等からe-Taxで申告書を提出した人が、昨年に引き続き大きく増加したことが分かった。
国税庁HPの確定申告書等作成コーナーを利用して、e-Taxで所得税等の申告書を提出した人は195万人で、平成30年分から約1.5倍に増加している。
また、令和元年分からはスマホ申告がさらに便利になり、スマホ専用画面が利用できる人の拡大や、スマートフォンを利用したマイナンバーカード方式によるe-Taxの実現がなされている。
令和元年分の確定申告を自宅等からスマホを使って申告した人は47万3千人で、平成30年分から約4倍に増加した。平成30年分に確定申告会場でスマホ申告した人のうち、2人に1人が令和元年分の申告を自宅等からe-Taxで提出したことも分かった。